東福寺千仏堂
創建年は不明
享和二年(1802年)再建されました。 本尊は「中尊阿弥陀如来」で流山の指定文化財になっています。
千仏堂は東福寺の奥の院で、流山の旧家、名家の墓地も多く、流山の歴史語る意味でも重要な寺です。
この地方には、面白い風習があります。
お墓の中の人が生き返っても大丈夫なように、お墓に節を抜いた竹を刺しておくのです。他の地方でもあるのだそうですが、形式化していて本当に節まで抜いている例は少ないのだそうです。
晴れた日に千仏堂の前に立ち、東福寺方面をながめれば緑と空と古い墓地だけの眺めが楽しめます。本当に環境の良い静かな墓地ですが、マンション建設でこの風景が楽しめるのもあとわずかかも知れません。
死人坂(しびとざか)
歴史と由緒のある墓地へ続く坂のと知れば、なるほどと思わせる名前です。
昔は急な坂道を人間が仏様を担いで墓地まで運んでいました。もちろん火葬ではなく土葬の時代ですから、雨の後などは舗装もない道はツルツルと滑りやすく、転んで仏様を放り出してしまうことがあった、それがこの名前由来だと聞きます。
この地方では昭和40年代まで土葬が行われていたと聞きますから、これもそれほど大昔の話ではないようです。
土葬が無くなった今も、地元の人たちには親しみのある名称のようです。
ケン・アレキサンダー
お花屋さん
イギリスでフラワーアレンジを勉強したオーナーが個性的なお花をアレンジしてくれます。
宝石のリフォームショップもやっています。
駐車場
ここは特別な駐車場です。
湧水のすぐ上に位置しているため、湧水が涸れないようにこの一般的な舗装だったものから、雨が浸透する舗装にわざわざ全部やり直したのだそうです。
湧水池に鯉が元気で泳いでいられるのも、こんな心遣いがあるからです。
六地蔵
六体のお地蔵様が並んでいるので「六地蔵」と呼ばれています。
りっぱな屋根の下にならんでいます。この屋根は近くに住む人が、お子さんの七五三を御祝いして奉納したものだそうです。
自分の子供の御祝いに、地域に還元するなんて素敵なことですね。
粗末にするとたたりがあると言う人もいます。大切にしてくださいね。
有機農家の直売所
地元の有機農家が大切に育てた野菜や卵を販売しています。
季節によって沢山の種類の野菜が手に入ります。特にマンション予定地の下で元気に走り回るに鶏たちが産み落とした卵は絶品。
ぜひ一度おためしください。
湧水池の方から元気な鶏を見ることもできます。
斜面緑地
千仏堂をこんもりとした寺の緑にかたち作っている斜面緑地は平均45度程度の崖に大小の樹木が生えて、自然に崖を維持しています。深い根のはりから周辺の湧水の元になっているとも考えられます。
南部地区の緑のランドマークになっている重要な緑です。
現在はタヌキなどの小動物と野鳥の住みかになっていますが、これもマンション建設で西側の樹木が大量に伐採される予定です。
この樹木の木陰では放し飼いのニワトリが元気に歩き回り、オンドリが立派な声で朝を知らせてくれます。
湧水
鰭ヶ崎のこの地区には何カ所かの湧水があります。この丘全体に降った雨が樹木の根に蓄えられたりしながらこの湧水になるのでしょう。
湧水池は近隣に住む人たちの努力で、大切に守られ、金魚や鯉が泳ぐ池になっています。
今回のマンション計画では大がかりな土木工事が行われるので、この湧水が涸れてしまうのではないかと多くの人が心配しています。
宮脇書店
人気の大型書店。
この近所でももっとも大きな書店の一つで、営業時間も10時までと長いので人気の本屋さん。休日には広いフロアで家族づれで本を買いに来る人たちが多く見られます。
表の駐車場だけでなく裏にも駐車場があります。
ひぐらし
揚げたての手作りコロッケのお店
ここのコロッケはオーナーの手作り。ホクホクの揚げたてコロッケは美味しくて、ついつい沢山食べてしまうほど。
他にもトンカツ、メンチ、イカフライ、アジフライ、鶏から揚げなどいろいろ揃っています。何種類か買えば、おまけが付くことも・・・
月曜定休
守竜山証明院東福寺
814年2月、弘法大師がこのあたりを訪れたとき、翁に姿を変えた竜の願いで海に浮かび神竜の守る霊山と言われる当山(現在東福寺のある場所)に寺を建てたそうです。その時竜の背びれの先を残していったので、鰭ヶ崎という地名ができたとされています。
その後天皇の命令で金堂が修理され、荘田500石を与えられたと伝えられています。
その後寺は大変に繁栄し、末寺132ヶ寺を統理していたほどだそうです。
現在でも三郷など近隣地域の寺には「東福寺末寺」とされるお寺が沢山あります。
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