.WAFL (l7X8 ﾀ?l繝畛ｦKBqｵ�ｿVxntry(孖.[ｺｶ89xl�o筴l繝畛ｦKBqｵ�ｿVx魏{url 8http://www.city.nagareyama.chiba.jp/annai/p/p2.htm#3.4)mime text/htmlhntt"017109fde1ec21:8c4"hvrsdata 『都市計画区域の整備、開発及び保全の方針』市申出案原案

『都市計画区域の整備、開発及び保全の方針』
市申出案原案

目次

１．都市計画の目標
　 １）都市づくりの基本理念
　 ２）地域毎の市街地像

２．区域区分の決定の有無及び区域区分を定める際の方針
　 １）区域区分の決定の有無
　 ２）区域区分の方針

３．主要な都市計画の決定の方針
　 １）土地利用に関する主要な都市計画の決定の方針
　 ２）都市施設の整備に関する主要な都市計画の決定の方針
　 ３) 市街地開発事業に関する主要な都市計画の決定の方針
　 ４) 自然環境の整備又は保全に関する主要な都市計画の決定の方針
　　
参  考　広域都市計画圏の人口フレーム

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１．都市計画の目標

１）都市づくりの基本理念

本区域は千葉県北西部に位置し、首都30Kｍ圏内という地理的立地条件と、緑豊かな自然環境に恵まれ、良好な住環境の条件が整っていることから、住宅都市としての性格を強めている。
　本区域には、北から東に東武鉄道野田線、南西部に総武流山電鉄線及び東日本旅客鉄道武蔵野線、南東部に東日本旅客鉄道常磐線の鉄道網が形成されており、これらの鉄道沿線に市街地が形成されている。今後のつくばエクスプレスの建設と沿線整備によって、本区域の鉄道条件及び都市構造は大きく変化する。
　このような状況を踏まえ、本区域の構成市である流山市が基本理念として掲げる「価値あるまちづくり」を受け、『豊かな自然や歴史・文化を活かし、市民が真の豊かさを実感できるまち「みんなでつくろう価値ある流山」』を将来都市像とし、この実現に向けての基本的方針を次のように定める。

(1) つくばエクスプレス及び常磐自動車道流山インターチェンジを有効に活用しつつ、本区域の地域特性である自然環境との調和を図りながら、良好な都市基盤の形成と個性ある魅力的なまちづくりの実現をめざす。
(2) 減量、資源化を重視した廃棄物処理施設等の整備及び防災対策や消防体制の充実を図る。
(3) 生涯学習活動支援施設及びスポーツ・レクリエーション活動のための体育施設等の充実を図る。
(4) 地域で安心して暮らせるように、バリアフリーのまちづくりを推進し、公・民協働で多様なニーズに適切に対応した保健医療福祉のサービス供給体制の充実を図る。
(5) つくばエクスプレス沿線整備事業によって、新たに創出される（仮称）流山新市街地駅周辺に商業・業務機能を配置するとともに、既存商業地の活性化と質的向上に努める。
　

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２）地域毎の市街地像

　本区域を地域の特性を考慮して４つの地域に区分し、各地域の市街地像を次のとおりとする。
　北部地域については、東武鉄道野田線沿線に広がる良好な住宅地の居住環境の維持・保全及び誘導に努める。また、流山インターチェンジ周辺については、インターチェンジの持つ機能を活用した土地利用を図る。
　中部地域については、（仮称）流山新市街地駅をつくばエクスプレスと東武鉄道野田線との交差部に設け、駅周辺に商業・業務・文化の拠点としてふさわしい複合的な都市機能を有する市街地の形成を図るとともに、良好な住宅地の整備を行い、居住環境の維持・保全及び誘導に努める。また、市野谷の森公園を緑地や水辺の核として位置づけ、自然環境との調和を図り、維持・保全に努める。
　南部地域については、つくばエクスプレスと東日本旅客鉄道武蔵野線の交差する南流山駅周辺地区に生活関連機能が集積した複合サービス拠点を育成するとともに、後背地に広がる良好な住宅地の維持・保全及び誘導に努める。
　東部地域については、（仮称）流山運動公園駅周辺に商業地の形成を図るとともに、良好な住宅地の整備を行い、居住環境の維持・保全及び誘導に努める。また、東日本旅客鉄道常磐線の沿線において、既に高度利用が進んでいる中高層住宅地区及び、既成の低層住宅地区については、良好な居住環境の維持・保全に努める。また、地域毎の住宅市街地の核となる各駅周辺については、周辺住民の地域拠点或いは生活拠点となる商業地等の形成を図る。

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２．区域区分の決定の有無及び区域区分を定める際の方針

１）区域区分の決定の有無

　本都市計画区域に区域区分を定める。なお、区域区分を定めるとした根拠は以下のとおりである。
　首都圏整備法に基づく近郊整備地帯に位置する本区域は、区域区分を定めることが法的に義務づけられており、昭和44年の都市計画法施行に伴い、無秩序な市街化を防止し、計画的な市街地の整備と農業や自然環境との調和と保全を図るため、区域区分を定めてきた。その結果、その後の計画的な市街地整備の進展や良好な都市環境形成に大きな効果をもたらしてきた。
　本区域は、首都30㎞圏に位置し、昭和30年代から宅地開発が相つぎ、昭和50年代にかけて急激な人口の増加をみたが、現在では穏やかな増加に落ちついている。
　しかしながら、つくばエクスプレスの整備が進められていることから、今後大きく交通環境が変化することとなり、これに伴い活発な都市開発が予想される。
　既成市街地及び新市街地について、無秩序な市街化を防止することが必要であるため、今後とも区域区分を継続する。

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２）区域区分の方針

(1) おおむねの人口

　本区域の将来におけるおおむねの人口を次のとおり想定する。

年次

区分		 平成7年 平成22年
都市計画区域内人口 約146 千人 おおむね 180千人
市街地内人口 約126 千人 おおむね 166千人

(2) 産業の規模

　本区域の将来における産業の規模を次のとおり想定する。

年次

区分		 平成7年 平成22年
生産
規模		 工業出荷額 約 　815億円 おおむね 1,418億円
卸小売販売額 約 1,756億円 おおむね 3,083億円
就業
構造		 第１次産業 約 1.3千人( 1.8％) おおむね 1.3千人( 1.5％)
第２次産業 約19.5千人(26.8％) おおむね22.3千人(26.6％)
第３次産業 約52.0千人(71.4％) おおむね60.3千人(71.9％)
計 約72.8千人(100％) おおむね83.9千人(100％)

(3) 市街化区域のおおむねの規模及び現在市街化している区域との関係

　本区域における人口、産業の見通しに基づき、かつ市街化の現況及び動向を勘案し、平成22年時点で市街化している区域及び当該区域に隣接し、おおむね10年以内に優先的かつ計画的に市街化を図るべき区域を市街化区域とすることとし、市街化区域のおおむねの規模を次のとおり想定する。
年次 平成22年
市街化区域面積 おおむね 2,151 ha

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３．主要な都市計画の決定の方針

１）土地利用に関する主要な都市計画の決定の方針

(1) 主要用途の配置の方針

ａ 業務地

　現在市役所が立地している流山地区及びつくばエクスプレス（仮称）流山新市街地駅周辺地区を業務地として配置する。

ｂ 商業地

　つくばエクスプレス（仮称）流山新市街地駅周辺に新たに中心的な商業地を整備し、機能集積を図る。また、地域生活拠点である東日本旅客鉄道武蔵野線南流山駅周辺地区には建築物の適正な誘導を図り、地域拠点商業地として配置し、東武鉄道野田線運河駅、江戸川台駅、初石駅、総武流山電鉄線流山駅、平和台駅周辺及びつくばエクスプレス（仮称）流山運動公園駅周辺には、地区中心的な商業地を配置する。

ｃ 工業地

　市街地内に介在している古くからの地場産業地及び駒木地区の一団の工業地については、住工混在を解消するために適正な工場の集団化や再配置等を行ないながら、今後とも工業地として配置する。

ｄ 住宅地

ア. 既成の住宅地
　東日本旅客鉄道武蔵野線及び常磐線、総武流山電鉄線並びに東武鉄道野田線の各沿線に広がる既成住宅地については、都市施設の整備等により、住環境の向上に努め、今後とも住宅地として配置する。特に計画的に整備された江戸川台地区、平和台地区及び南流山地区等については、良好な住環境の維持増進に努める。
イ. 新規の住宅地
　計画的市街地の整備が進められている三輪野山第２地区及びつくばエクスプレス沿線整備地区については、良好な住環境を有した住宅地として配置する。

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(2) 市街地における建築物の密度の構成に関する方針

ａ 商業、業務地

　本区域の中心核として育成を図るつくばエクスプレス（仮称）流山新市街地駅周辺の商業地及び業務地は、高密度地区として土地の高度利用を図る。

ｂ 住宅地

　低密度地区として、戸建住宅地を配置するとともに、既存の戸建住宅地については良好な住環境の維持増進を図る。また、交通至便な地区については、中高層住宅を配置し、土地の高度利用を図る。

(3) 市街地における住宅建設の方針

　本区域はつくばエクスプレスの建設及び沿線整備により交通利便性が高まり、本区域における住宅需要にも大きな変化が起こると考えられる。
　こうした中で本区域における住宅対策としては、ライフスタイルに応じた住み方の選択を可能にし、快適で魅力的な住生活の実現をめざすため、居住水準の向上に努めるものとし、誘導居住水準（県の住宅建設５ヶ年計画による）の達成世帯数の一層の向上を目指す。
　また、できるかぎり早期に、すべての世帯が最低居住水準（県の住宅建設５ヶ年計画による）を確保できるよう努める。
ａ. 良質な住宅の建設・取得に対して、効率的に資金上の援助等がなされるように努めるとともに、高齢化対応等の住宅の質的向上を支援する。
ｂ. 公共賃貸住宅の供給が、援助を必要とする者に的確に行われるよう入居管理及び家賃の適正化を進め、その配分の合理化を図るものとする。
ｃ. 住宅建設の円滑化を図るため、新市街地及び市街化進行地域においては計画的な宅地開発を進め、既成市街地については土地の有効利用を進めるものとする。
ｄ. 住宅建設及び宅地開発に関連して必要となる公共、公益施設の整備を推進し、良好な住環境及び生活の利便を確保する。
　

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(4) 特に配慮すべき問題等を有する市街地の土地利用の方針

ア. 土地の高度利用を図るべき市街地
　つくばエクスプレス沿線地区については、鉄道整備と一体的に土地区画整理事業を実施する。
イ. 用途転換、用途純化または用途の複合化に関する方針
　既成市街地における住工混在地区の工場については、計画的に集団化の立地誘導を促進し、用途の純化に努める。
　一方、住居系用途と商業系用途の混在が進行している地域についても、既定用途地域を基本として、用途の純化に努め、商業環境及び住環境の向上に努める。
ウ. 居住環境の改善または維持に関する方針
　江戸川台地区、平和台地区及び南流山地区等に代表される計画的開発により整備された地区は、住環境の維持増進に努める。
　また、その他の既成市街地については既存施設の活用を図りながら、道路、公園及び下水道等の整備に努める。
　さらに、市街化進行地域については、土地区画整理事業等により計画的に市街地整備を進めるものとするが、面的な整備の困難な地区については、根幹的施設である道路、公園及び下水道等の整備に努める。
エ. 市街地内の緑地または都市の風致の維持に関する方針
　生産緑地地区や市街地に介在する良好な自然環境を有する樹林地等の保全に努める。
　また、流山地区の既存の工業地区については、周辺住宅地との共存を図るため工場内の緑化等に努める。

(5) 市街化調整区域の土地利用の方針

ア. 優良な農地との健全な調和に関する方針
　江戸川沿い一帯に広がる農地の中で優良な農地については、原則として今後も保全に努める。
イ. 災害防止上の観点から必要な市街化の抑制に関する方針
　江戸川沿い一帯の低地部は、溢水や湛水の災害が発生する恐れがあるので、計画的かつ総合的な整備が進められ、良好な市街地としての環境が確保される地区を除き、当面災害防止上保全すべき区域として市街化の抑制に努める。
ウ. 自然環境形成の観点から必要な保全に関する方針
　下総台地西端及び江戸川、利根運河沿いに位置する本区域内の斜面樹林等は、それぞれ自然環境にすぐれており、また都市景観上も重要であることから今後も保全に努める。
エ. 秩序ある都市的土地利用の実現に関する方針
　東葛広域都市計画圏では、平成22年の計画人口フレームの一部が保留されている。
　ついては、計画的な市街地整備の見通しが明らかになった地区について、保留された人口フレームの範囲の中で農林漁業等との必要な調整を図りつつ市街化区域に編入する。

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２）都市施設の整備に関する主要な都市計画の決定の方針

(1) 交通施設の都市計画の決定の方針

ａ 基本方針

ア. 交通体系の整備の方針
　本区域は千葉県北西部の県境に位置し、埼玉県と千葉県とを結ぶ地域間交通の要衝の地となっている。本区域には、区域中央を北東方向に走る常磐自動車道に流山インターチェンジが設置されており、区域南側には国道６号が通過している。区域の道路交通は、南北方向に走る主要地方道松戸野田線及び松戸野田有料道路、そして東西方向に走る主要地方道守谷流山線、県道白井流山線及び柏流山線によって支えられている。また、鉄道網は、北から東へ東武鉄道野田線、南西部に総武流山電鉄線及び東日本旅客鉄道武蔵野線、南東部には東日本旅客鉄道常磐線が通過している。
　本区域の交通を取り巻く環境をみると、広域通過交通の増加、市街地の拡大や人口の増加等により、発生する交通量は今後も一層増大するものと見込まれている。
　さらに、つくばエクスプレスの整備が進められていることから、本区域の交通体系及び交通環境は大きく変化することが見込まれる。
　したがって、現在の交通施設では、容量が不足し、交通環境の悪化が予想される。
　今後このような交通問題を解決し、かつ将来の交通需要及び交通体系の変化に対処し、円滑な都市活動を確保するために、本区域の交通体系の整備の基本方針を次のとおり定める。
・ つくばエクスプレス及び常磐自動車道流山インターチェンジの二大交通条件に対応した円滑で安全な交通体系の確立。
・ 新たに創出される中心核と多核的に形成されている既成市街地とを有機的に結合する交通体系の確立。
・ 公共交通と自動車交通との適正な機能分担が図れる交通体系の確立。
・ 道路網の段階構成と居住環境を保全する交通体系の確立。
イ. 整備水準の目標
　交通体系の基本方針に基づき、公共交通輸送機関の整備・充実、道路体系の整備に努めるものとする。特に現在、都市計画道路は、市街地面積に対し約1.5㎞/km2が整備済みであるが、市街地面積に対する適正な道路密度の目安とされる約3.5㎞/km2程度を目標として整備を進める。

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ｂ 主な施設の配置の方針

ア. 道路
　つくばエクスプレス及び新駅の整備に伴い予想される交通需要の増加に対応するため、本区域内の幹線道路網の整備を進め、隣接する区域との交通機能の強化に努める。
　また、本区域内で進められている面的な各種事業にあわせて関連する道路を積極的に整備するとともに地区内道路網の強化や道路網の段階構成の実現を積極的に図り、住環境の保全に努める。
　なお、つくばエクスプレス各駅並びに東武鉄道野田線の初石及び運河の両駅については、道路と鉄道との交通結節点としての機能強化を図り、かつ、駅前にふさわしい空間形成を図るためにも、駅前広場及び駅前線の整備に努める。
イ. 鉄道
　公共交通機関として機能強化を図るため、東日本旅客鉄道武蔵野線、東武鉄道野田線、総武流山電鉄線の輸送力及び輸送サービスの向上を促進する。
　さらに東日本旅客鉄道常磐線の混雑解消を図るとともに都心直結鉄道の実現を図るため、つくばエクスプレスの建設を促進する。また、周辺住民の利便性の向上のため東武運河駅、初石駅の東口及び豊四季駅の南口の開設を推進する。
ウ. 駐車場
・自転車駐車場
　自転車利用者の動向を勘案し、周辺の道路及び駅前広場等の交通施設が本来の機能を果たせるよう各駅周辺の自転車駐車場の整備に努める。

ｃ 主要な施設の整備目標

　おおむね10年以内に整備を予定する施設等は、次のとおりとする。
主要な施設 名称等
道路

都市計画道路3・3・2号新川南流山線

都市計画道路3・2・25号三輪野山駒木線

都市計画道路3・4・7号東深井上花輪線

都市計画道路3・4・11号野々下思井線
鉄道

つくばエクスプレス

つくばエクスプレスと交差する東武鉄道野田線の結節駅（東武新駅）の建設


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(2) 下水道及び河川の都市計画の決定の方針　

ａ 基本方針

ア. 下水道及び河川の整備の方針
【下水道】
　本区域の都市化の進展に対し、公衆衛生の保持、浸水の防止及び生活様式の改善等、本区域の生活環境の向上を図り、あわせて広域的な公共用水域の水質の保全や自然環境の保護等を図る必要がある。ついては、流域別下水道整備総合計画に基づき、本区域の大半は、江戸川左岸流域下水道計画に、また、駒木地区等の東側の一部の区域については、手賀沼流域下水道計画と十分整合を図りながら、流域関連公共下水道として整備を行うことを基本方針とする。
　また、雨水については、公共下水道の雨水幹線の整備に努める。
【河  川】
　本区域の主な河川として、江戸川をはじめ一級河川６河川があり、準用河川としては、上富士川を含め４河川が存在している。各河川とも本区域の雨水排水に重要な役割を果している。しかし、近年の本区域等の都市化の発展につれて、相対的に治水安全度が低下しつつあることから、河川改修を積極的に推進すると同時に、山林や農地等の保全を行い、流域が本来有している保水、遊水機能の確保に努める。また、市街地の開発にあたっては、雨水貯留浸透施設の整備等、水循環に配慮した総合的な治水対策を講じつつ、地域特性に即した水辺環境整備を含めた河川の整備を進めることを基本方針とする。
イ. 整備水準の目標
【下水道】
　目標年次の平成22年には、人口の稠密な既成市街地とその周辺の連担する市街地を中心に処理が可能となるような水準を目標とする。また、おおむね20年後には、市街化区域の全区域について処理が可能となるような水準を目標とする。
【河  川】
　本区域の河川の整備水準としては、当面、おおむね時間雨量50㎜相当の降雨に対する治水上の安全性を確保することを目標とする。また、一級河川の坂川については、長期的な目標として、おおむね超過確率年50年相当の降雨に対し、治水上の安全性を確保することを目標とする。


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ｂ 主要な施設の配置の方針

ア. 下水道
　本区域の下水道は分流式として、江戸川左岸流域関連公共下水道及び手賀沼流域関連公共下水道として整備を進めるものとする。
　江戸川左岸流域関連公共下水道については、東深井、西初石及び三輪野山地区等が整備中であり、さらに、流域下水道流山第２幹線が完了したことから野々下及び松ヶ丘地区等の整備を進める。
　手賀沼流域関連公共下水道については、東初石、美田地区の整備を進める。
　なお、つくばエクスプレス沿線の土地区画整理事業施行区域については一体的な下水道整備を推進する。
　雨水については、公共下水道の雨水施設として、当面計画的な開発区域を中心に河川改修及び都市下水路との整合を十分図りながら整備を進める。
イ. 河　川
　本区域の河川については、整備水準の目標を達成するため現在整備が進められている。一級河川富士川、大堀川及び準用河川神明堀の河川改修事業を促進する。
　また、新市街地の整備にあたっては、地区の有する従来の保水、遊水機能に配慮し、雨水貯留浸透施設の設置などの流出抑制策を講じ、河川に対する流出量の軽減や平常時の河川の水量確保に努める。

ｃ 重点的に整備すべき施設の整備方針

　おおむね10年以内に整備を予定する施設等は、次のとおりとする。
都市施設 名称等
下水道

・流域下水道
　野田幹線、市野谷幹線(江戸川左岸流域下水道)
　駒木幹線(手賀沼流域下水道)
・公共下水道
　江戸川左岸流域関連
　　汚水管渠
　　 　流山第１、１－１、２－１、３、３－１、４、
　　　５、６－２、７－２、７－３、７―４、８、
　　　松戸第１－２の各処理分区、
　　　つくばエクスプレス沿線地区
　 雨水管渠
　　　　 向小金、市野谷、野々下、三輪野山、
　　　　 南流山の各地区、つくばエクスプレス沿線地区
　手賀沼流域関連
　　汚水管渠
　　 　流山第１、２、駒木第３、４の各処理分区、
　　　つくばエクスプレス沿線地区
　 雨水管渠
　　　　駒木台、美田、西初石の各地区、
　　 　　つくばエクスプレス沿線地区
河  川

・一級河川  富士川
・一級河川  大堀川
・準用河川　神明堀

(3) その他の都市施設の都市計画の決定の方針

ａ 基本方針

　都市機能の向上と良好な生活環境の確保を図る上で必要となるその他の公共施設については、つくばエクスプレス沿線整備に伴う人口の動態に対応し、本区域全体のバランスを考慮しながら、広域的かつ長期的な展望に立ち、施設の充実を図る。

ｂ 主要な施設の配置の方針

　ごみ処理については、資源の有限性とごみ処理の効率化という点から、減量化、再資源化を図る一方、こうのす台地先の施設から下花輪地先の施設にごみ処理機能を移行する。また、既設の汚物処理施設の機能の充実に努める。

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３) 市街地開発事業に関する主要な都市計画の決定の方針

(1) 主要な市街地開発事業の決定の方針

ア. 三輪野山第２地区
　土地区画整理事業を実施中の区域であり、道路、公園、下水道等の根幹的な都市施設の整備を進め、良好な市街地の形成を図る。
イ.新市街地地区、運動公園周辺地区、西平井・鰭ヶ崎地区、木地区
　つくばエクスプレスと一体的な特定土地区画整理事業を実施中の区域であり、道路、公園、下水道等の根幹的な都市施設の面的な整備を進め、良好な市街地の形成を図る。
ウ. 東深井地区、東初石地区
　駅に隣接した地区でありながら、無秩序な開発が進行していることから、道路、公園、下水道等の整備を図るためにも面的な整備が必要である。
エ. 流山、西平井地区
　東日本旅客鉄道武蔵野線南流山駅から近距離にあり、南流山土地区画整理区域に隣接する地域であるが、ミニ開発によるスプロール化が進行しているため計画的な整備を図る必要がある。

(2) 市街地整備の目標　

　おおむね10年以内に実施する予定の事業は、次のとおりとする。
事業名等 地区名称
土地区画整理事業 ・三輪野山第２地区
・新市街地地区
・運動公園周辺地区
・西平井・鰭ヶ崎地区
・木地区

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４) 自然環境の整備または保全に関する主要な都市計画の決定の方針

(1) 基本方針

　本区域は、その西端と北端の２辺がそれぞれ江戸川、利根運河に接しており、江戸川沿いの低地と、下総台地の西端部にあたる台地やこれに入り組む谷津田が地形の骨格をなしている。
　市街地は本区域を走る４本の鉄道沿いに分散して形成され、区域内には樹木や田畑などが比較的よく残り、自然環境に恵まれている。
　今後さらに住む人の環境に配慮し、人と自然の共存を図るため、本区域の自然特性及び市街化動向等を踏まえ、環境保全、レクリエーション、防災及び景観の各観点からの検討をもとに、良好な自然環境の形成に資する緑地の保全と都市公園を中心とする公共空地等の効果的な整備を図る。
・緑地の確保目標水準
緑地確保目標量
(平成32年)		 市街化区域に対する割合 都市計画区域に対する割合
約15.4 %
（約331ha）		 約19.4 %
（約686ha）
・都市公園等の施設として整備すべき緑地の目標水準
年　    次 平成７年 平成22年 平成32年
都市計画区域内人口
１人当りの目標水準		 11㎡/人 12㎡/人 15㎡/人

(2) 主要な緑地の配置の方針

ａ 環境保全系統
ア. 江戸川、利根運河及び坂川は本区域の外郭を構成し、隣接都市の市街地との無秩序な連担を隔てている緑地であるため、治水事業との調整を図りながら、付近の良好な景観地と合わせその保全と整備を行う。
イ. 無秩序な市街地の拡大を阻み、快適で風情のある住環境の確保を図るため、各市街地の背景にある樹林を保全する。
ウ. 本区域に点在する史遺跡、文化財及び神社仏閣と一体となった樹林地は、郷土の趣を醸し出すものであるので、赤城山、東福寺及び諏訪神社等の樹林の保全を図る。
エ. 市街地内に介在する樹林は良好な風致の形成に寄与し、なかでも斜面樹林は、樹種の組成が多様で季節感をアピールするとともに、緑のびょうぶとなるものであるのでこれらの保全を図る。
オ. （通称）市野谷の森は、オオタカをはじめとする貴重な動植物が生息していることから、「市野谷の森公園」として適切な管理を行い、多様な生物が生息する生態系の保全を図る。
ｂ レクリエーション系統
ア. 幼児、児童の遊戯、青少年の運動、高齢者の健康活動及び地区住民の戸外行事に供する身近で利用し易い街区公園、近隣公園及び地区公園の住区基幹公園の整備充実を図る。
イ. 住民の余暇の増大とレクリエーションの多様化に対応するとともに、スポーツをはじめとする大きな催事の会場となる公園として、運動公園及び総合公園の整備を図る。
ウ. 江戸川、利根運河及び坂川の河川空間を治水事業との調整を図りながら積極的に活用し、市民のレクリエーションの用に供する。
エ. 城址地等の史跡地や文化財など歴史探訪の対象となる場所のうち、樹林や広場など緑地空間と一体となっているものについては、歴史公園等として保全を図る。
ｃ 防災系統
ア. 地震や火災時における住民の安全を図るため、避難地及び避難路として機能する都市公園等の緑地の配置を図る。
イ. 静寂で衛生的な環境を保つため、騒音、振動及び排気ガス等の発生源の周辺並びに工場の集中している地域の周辺には緩衝のため緑地の配置を図る。
ウ. 市街地の浸水など降雨災害を軽減するため、水田、樹林地など雨水の貯留や涵養の機能を持つ緑地の保全を図る。
ｄ 景観構成系統
ア. 本区域外郭の景観を形成するとともに、代表的な水辺景観を呈する江戸川及び利根運河を治水事業との調整を図りながら周辺地も含め、その風致の保全に努める。
イ. 下総台地の西縁にあたる斜面樹林は西深井から下花輪まで約５㎞にわたって連続しており、江戸川や江戸川沿いの農地と相まって良好な郷土景観を構成しているので、その保全を図る。
ウ. 芝崎、中、思井の斜面樹林は、鰭ヶ崎、宮園の市街地の背景となっているほか、視覚的に前ヶ崎の斜面樹林に連続し、本区域の南面の緑のびょうぶとなっており、良好な都市景観を形成しているので、これらの樹林の保全を図る。
エ. 古間木の斜面樹林は、運動公園の区域に隣接し、公園に緑の奥行き感を与えているだけでなく、風致も秀れているので、その保全を図る。
オ. 赤城山や東福寺は、周辺の平坦地にあって独立した土地の隆起を見せ、その寺社林は緑のランドマークとなっているので保全を図る。
カ. （通称）市野谷の森については、本区域の中心部にあり、まとまりのある良好な都市環境を形成しているので、「市野谷の森公園」として生態系を含む樹林の保全を図る。
ｅ その他
ア. 本区域における緑地の主なものは、江戸川及び利根運河等の河川、中央に広がる樹林地、市街地内外に介在する樹林や畑、下総台地西縁の斜面樹林、江戸川沿い一帯に広がる農地などである。これらの緑地を、今後の都市整備の方向と前述の各系統からの方針を踏まえ、全体として次のように緑地の配置を図る。
イ. 本区域の外郭緑地である江戸川、利根運河及び坂川は治水事業との調整を図りながら周辺の樹林地等を含め、その保全と活用を図る。
ウ. 各市街地内及びその周辺部の樹林は、良好な風致を形成し市街地にうるおいを与えるなど良好な環境形成にとって貴重であるので、これらの保全を図る。
エ. 江戸川、利根運河とともに、流山らしい郷土景観を形成している下総台地西縁の斜面樹林の保全を図る。
オ. 市野谷の森公園については、本地区の中心部にあり、近接する運動公園と緑のネットワークを図り、良好な都市環境を形成する為に、整備保全する。
カ. 赤城山や東福寺など緑のランドマークとなっている起伏地の樹林の保全を図る。
キ. 総合公園、運動公園などの都市基幹公園の整備や、身近な利用に供する街区公園及び近隣公園などの住区基幹公園の適正な配置を行うほか、鉄道沿いや高速道路沿いに緩衝と緑地のネットワークを兼ねて緑地帯の配置を行うなど都市公園等の公共空地の体系的な整備を推進する。

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(3) 実現のための具体の都市計画制度の方針

ａ 公園緑地等の施設緑地

ア. 街区公園は、各住区に４ヶ所程度整備することを目標とし、配置を図る。
イ. 近隣公園は、各住区に1ヶ所整備することを目標とし、配置を図る。
ウ. 地区公園は、おおむね４住区に１ヶ所設置することを目標とし、東深井地区公園をはじめ配置を図る。
エ. 総合公園は、江戸川沿いの景観を活かした新川耕地に配置を図る。
オ. 運動公園は、現在ある総合運動公園の維持・更新を図る。
カ. 特殊公園は、運河水辺公園や、前ヶ崎城址公園の保全を図るほか、動植物の保全を図るため市野谷の森公園を配置する。
キ. その他の施設緑地等として、市街地に介在する樹林地及び市街地周辺の樹林地のうち公有地化すべきものを都市緑地として配置するほか、主要幹線道路や工場地帯の周辺に緩衝緑地を配置する。江戸川及び利根運河の河川空間も治水事業との調和を図りながら、その保全と活用に努める。この他、公共施設緑地の確保を図る。

ｂ 地域制緑地

ア. 緑地保全地区は、市街化区域及びその周辺地において良好な景観の形成に寄与している一団の樹林や、神社仏閣又は史跡等と一体となっている樹林などの指定を検討する。
イ. 風致地区は、利根運河や江戸川沿いの良好な景観を形成している樹林地や田園集落地の指定を検討する。
ウ. 市条例による樹林の保全の他、市民の森として樹林の保全を図る。また、江戸川をはじめとする河川空間の都市における有効な利用と水辺などの自然的環境の保全を図る。

(4) 主要な緑地の確保目標

　おおむね10年以内に整備を予定する公園等は、次のとおりとする。

ａ 公園緑地等の施設緑地

種　別 名称等
近隣公園 三輪野山近隣公園
東部近隣公園
特殊公園 市野谷の森公園
※この他、つくばエクスプレス沿線区域の土地区画整理事業施行区域において、街区公園、近隣公園等の整備を推進する

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参  考

　広域都市計画圏の人口フレーム

１）広域都市計画圏の名称

東葛広域都市計画圏

２）広域都市計画圏に係る人口フレーム

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(単位：千人)

区分 平成22年
都市計画
区域内人口		 平成22年市街地内人口
都市計画区域 　 配分
する人口		 保留人口フレーム
　 特定保留 一般保留
東葛広域
都市計画圏		 千人
1,410.0		 千人
1,295.7		 千人
1,281.3		 千人
14.4		 千人
5.4		 千人
9.0
関宿
都市計画区域		 39.0 15.0 15.0 - - -
野田
都市計画区域		 153.0 129.0 124.0 5.0 5.0 -
柏
都市計画区域		 364.0 354.4 354.0 0.4 0.4 -
流山
都市計画区域		 180.0 165.6 165.6 - - -
我孫子
都市計画区域		 133.0 124.7 124.7 - - -
沼南
都市計画区域		 62.0 49.0 49.0 - - -
松戸
都市計画区域		 470.0 449.0 449.0 - - -

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